モラルBOX日記

【岡崎市立形埜小】ネットトラブルによるいじめ、不登校、問題行動を防ぐために

公開日
2015/03/13
更新日
2015/03/13

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 岡崎市の生徒指導部が中心となり作られた、情報モラルの指導案実践を1学期末に行った。小学校上学年(4〜6年生)は、「ゲーム機で遊ぶ時には、どのようなことに気をつけなければならないだろうか」という授業を行った。夏休みを迎える前に、携帯ゲーム機にはどのような危険が潜んでいるのかを考えさせると共に、その危険性を知ることが必要であるからである。その際、子どもたちには他人事ではなく、身近な問題であるという意識付けをするため、実際にあった事例を交えて授業を行った。そして子ども達自身に、夏休みの約束を考えさせ、実践させることにした。
【「夏休み わたしの約束」として出された児童の考え】
・他の人の悪口を書いたり、言ったりせず、相手を傷つけることをしない
・インターネットを使ってゲームをしない
・ゲーム機を使わない日をつくったり、あまりやらない日をつくったりする
・ゲームをやり過ぎないようにする
・ゲーム5つの約束を守る
 夏休み後に、自分の考えた「夏休み わたしの約束」について振り返りを書かせ、クラス全員に発表させた。多くの子どもたちは、「平日はゲームをしないようにした」、「ゲームの世界より外の世界で楽しむことができた」など、約束を守るためにどのような行動をすればよいか考えて、実践することができた。しかし一部の子からは、約束事を忘れてしまい、守ることができなかったという意見が聞かれた。
 今後は、今までとは違った新たな事例が起こり得る可能性があり、それに対する指導も練り直す必要があると考えられる。そのような問題事例に対して高いアンテナを張り、情報をしっかりと得ることが、子どもたちを育てる立場にある我々教師には不可欠なものであると思う。そして、今後もますますトラブルに巻き込まれる可能性のある子どもたちに、情報モラル教育を事あるたびに継続して行っていくことが重要であると考える。これからも、未来を担う子どもたちが健やかに成長していくために、保護者と共に協力し合いながら健全育成を進めていける教師集団でありたい。