【新城市立千郷小】情報モラル資料を取り入れた道徳授業と保護者への啓発活動
- 公開日
- 2015/06/04
- 更新日
- 2015/06/04
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校児童のネットワーク端末使用の状況は,学年が上がるにつれて増加する傾向にあり,6年生では8割以上の児童が携帯電話・スマートフォン・DS・IPod・パソコン等の端末を活用している状況にあります。現状では,こうした通信端末を介したトラブルは発生していないものの,トラブルや危険性について考える機会が必要であると考えています。
5年生では,「知らない間の出来事」(出典:文部科学省 私たちの道徳小学校5・6)を資料とし,信頼や助け合いの心を学ぶとともに,端末利用における問題点を考える機会として道徳授業を行いました。自分の知らない間に誤った情報が広がり困惑する側と,何気なく送ったメールが友達を悲しい思いにさせてしまったことに気づき,申し訳なく思う側の双方の立場を考えながら授業が展開されました。児童の反応には,「メールは怖い」という思いを抱いた者もいましたが,「仲直りができていたらよかったなと思う。…みんなのいろいろな意見を聞いて,『あーそう思ったのか』とか『意見が違うな』とか思いました。」,「人を傷つけることはダメ。とってもいけないことだと思いました。やっぱり友達はいいな。…やっぱり友達がいるから楽しいんだと思う。」など,友達との関わりを大切にしようと考える感想が多くありました。
また,学校公開日には,6年生保護者を対象に「保護者のためのスマホ教室」を実施しました。縁(ゆかり)エキスパート株式会社より講師をお招きして,スマホに潜む危険性を知って安全に使うことを目的に行いました。当日は,多くの保護者の参加があり,ネット上の詐欺や出会い系,いじめの発生する危険があるラインや子どもが見てはいけないサイトの閲覧防止のためのフィルターの設定など,実際にスマホを手に取りながら学ぶことができました。参加した保護者からは,「ニュース等では聞いていたけれど,子どもの使い方をもっと気をつけて見ていかなければいけないと思いました。」等の感想が寄せられました。