モラルBOX日記

【豊橋市立中野小】  本当のことを知りたいな

公開日
2015/06/19
更新日
2015/06/19

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

  • 2139358.jpg

https://asp.schoolweb.ne.jp/2340010/blog_img/10517167?tm=20240815153205

 4月に入学した1年生は平仮名の学習も進み,自分で書いた文字を友達同士で見せ合ったり,担任に見せにきたりするようになりました。ただ自由帳やプリントの裏に文字を書いて楽しんでいるうちはよかったのですが,黒板に落書きが見つかりました。 
 そこで,道徳の時間に正しい情報を得ることの大切さについて考えることにしました。朝の教室に入ると「黒板に○○さんと☆☆さんが喧嘩をした」と書かれていた,しかし,本当は「○○さんと☆☆さんは仲がよく,喧嘩はしていない」という内容です。
 話し合いは,「落書きはいけない」「自分のことが書かれたら嫌」という意見から始まりました。同じような意見がいくつも続く中で,教師が「みんなにとっては本当のことと,そうでないことと,どっちが大切なの?」と声をかけました。子ども自身が自分にとって大切なものは何なのかを考える必要を感じたからです。子どもからは,「本当のことが大切」という意見が出始め,子どもが大切なことは何なのかを確認してからは,「本当のことを知りたい」「本当のことが分かっていれば平気」と,事実を知ってもらえることの喜びや,事実を知ることの大切さについて話し合うことができました。
 1年生が情報モラルについて考えることは,難しいことだと思います。たとえ,言葉で上手に説明できなくても1年生は何が大切なことなのかきちんと分かっていると,改めて知ることができた時間となりました。