モラルBOX日記

【一宮市立黒田小】ネットおしゃべり広場2015in木曽川

公開日
2015/07/08
更新日
2015/07/08

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 平成27年2月7日(土)に,木曽川中学校PTA主催の「ネットおしゃべり広場2015 in 木曽川」が,木曽川体育館で行われました。木曽川町内の保護者や教職員を中心に,市内からも多くの方々に参加していただきました。本校からも,7名が参加し,グループ討議に花を咲かせました。
 現在,携帯電話,スマートフォン,ゲーム機等によるネットトラブルが社会問題になっています。それらの機器により,犯罪に巻き込まれるケースや「いじめ」に利用される等の事例について紹介された後,保護者(大人)として,子どもたちに必要な指導や配慮等について意見交換を行いました。統計によると,中学生の70%ほどが携帯電話やスマートフォンを買い与えられています。ゲーム機を加えるとほぼ全員が持っているという現状です。それらの使用時間が1日2時間を超える児童生徒が半数ほどおり,365日をかけると1年間の授業時数とほぼ同じになります。それらの機器を買い与えることにより,児童生徒に弊害が出ていることが多いようです。「便利な道具ではあるが,同時に危険な道具」でもあります。
 我が子に,それらの機器を買い与える際に,ルール作りは必要不可欠です。それ以前に,約束を守れる親子の信頼関係を築き上げていくことも大切です。保護者(大人)として,携帯電話やスマートフォン,ゲーム機等の便利さとともに危険性についても十分に理解することが必要です。そして,「有効に活用しなさい。しかし,少しでもあなたに害があるような使い方をしたら,あなたを守るために解約させて(あずからせて)もらいますよ」と,制限を加えることが大人として子を守るために本当に必要であると考えさせられました。
 黒田小学校では,今回学んだことをもとに,教職員全員で共通理解を行いました。大切な子どもたちを守るために今後も指導の工夫をしていきます。また本年度当初に,一宮市小中学校PTA連絡協議会から,「小中学生の携帯電話・スマートフォン等の適正な利用に向けて」というアピール文が出されました。機会あるごとに活用をしていきます。