【みよし市教育委員会】子供の心を育てる教育の推進
- 公開日
- 2024/12/04
- 更新日
- 2024/12/04
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
本市での「みよし教育プラン」として、【作戦⑧子供の心を育てる教育を大切にします】の重要施策で「道徳教育の研究推進」があります。その取組の一つとして、市内中学校の現職研修会に参加する形で「令和6年度みよし市道徳教育推進教師研修会」を行いました。
小学校3年生<A善悪の判断、自律、自由と責任>教材『あこがれの人』の授業において、友達に誘われて、おどりの練習を休もうか、いや休んではいけないと悩む心の葛藤を「心がたたかっている」と表現した児童の言葉を使った切り返し発問で考えを深めました。「弱い心に勝つためには」という問いかけには、あこがれの先輩の姿を思い出すことで、心が晴れていった主人公の姿から、「上手になりたい気持ちが大事」「弱い心に負けたら、あとで後悔する。自分で決めたことはきちんとやる」等の意見が出されました。
研究協議会では、一人の発言について自分の考えと比べながら意見を出し合い、みんなで話し合うことで友達との意見、考えの違いに気付き、その活動が考えを深めることにつながることを学びました。また、ねらいとする道徳的価値の解釈の重要性を再認識する会にもなりました。
継続して取り組んできた道徳教育の実践が、市内各小中学校に浸透してきています。授業改善・充実を図るために、内容項目のねらいと発達段階に応じた児童生徒の姿での見取り方について再検討し、指導方法・評価の仕方等を共有していきます。今後も、これまでの研究を生かしながら、子供の心を育てる道徳教育を推進していきます。