【新城市教育委員会】「ICTを活用した道徳教育の実践」
- 公開日
- 2025/11/19
- 更新日
- 2025/11/19
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
鳳来中学校では、『「学びたい」をもち続け、自ら選択しながら、学びを深めることのできる生徒の育成~ICTを効果的に活用した個別最適・協働的な学習活動を通して~』というテーマで研究を進めています。道徳教育においても、ICTを効果的に活用した授業展開を模索しています。
授業展開の特徴は大きく2つあります。
1つ目は、教師が題材を範読するときに生徒は教科書を見ずに、教師がタブレット端末でつくったスライドを使った資料を提示することです。話合いが中心となる道徳の授業において、生徒の顔が常に上がっている状態をつくることは、教師が授業をファシリテートする上でメリットがあります。また、教科書全文を見ると情報量が多く、生徒が「どこが大事なのか。」をつかみにくいことがあります。そこでスライドに要点をまとめることで、話の内容が整理され、生徒に考えさせることが明確になるよう工夫しています。
2つ目は、ICTを使った意見の可視化です。ICTを活用することで、クラス一人一人の考えを瞬時に集約することができ、話合いの時間の確保や、教師が生徒の考えの取り上げ方を工夫することにつなげています。また、立場を明確にして話合いを進めることができ、生徒の変容も捉えやすくなっています。
ICTの効果的な活用という手立てを講じながら、自己のよりよい生き方を自分で選択できる生徒を育成していきたいです。