【岡崎市教育委員会】教師の力量向上を図る「学年別研究部会」の取組
- 公開日
- 2025/11/19
- 更新日
- 2025/11/19
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
岡崎市小中学校現職研修委員会道徳部では、各校の道徳主任を小学校低学年、中学年、高学年、中学校の計4つの学年別研究部会に分け、それぞれの部会で1つの教材を取り上げて授業研究に取り組んでいます。部会で扱う教材と本時のねらいを決め、ねらいに迫るための手立て(発問構成、対話の形態、ICT機器の活用等)を考え、授業展開の方向性を決めます。その後、各学校で実践した成果や課題を出し合います。それらを基に代表授業者が授業を練り上げて実践し、リポートにまとめて岡崎市教育研究大会で発表し、協議します。
本年度の岡崎市教育研究大会では、各学年別研究部会のリポート発表から、「子供の考えを可視化する思考ツール」「パッケージ型ユニット」「アンケートの活用」「ICTの活用」など、授業のねらいに迫るための手立ての有効性や課題等が協議されました。助言者からは、「自分事として考えることができるよう、それぞれの手立てに授業者のこだわりがある実践だった。」「ワークシートの記述だけではなく、授業記録による分析が大切」などの本年度の成果とこれからの課題が伝えられました。
この学年別研究部会を通して学んだことを道徳主任の先生が各学校で発信することで、多くの先生方が質の高い授業を目指して道徳の授業に取り組むことを期待しています。今後も岡崎市の道徳教育推進のため、学年別研究部会を大切にしてきたいと考えています。