【南知多町立師崎中】福祉実践教室へ参加して
- 公開日
- 2015/10/22
- 更新日
- 2015/10/22
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
毎年行っている福祉実践教室は、視覚障がい者ガイドヘルプ、車いす、手話の体験を通して、自分の生き方を見つめ直すとともに、障がい者に対する認識を新たにし、お互いに助け合える心を養うのが目的である。
1年生が体験する視覚障がい者ガイドヘルプ教室では、会話をする時にどのように返事をすれば目の不自由な人が安心できるかを学んだ。さらに、目の不自由な人が歩行・移動する時の危険性やガイドをする時の注意点などを、コースをまわりながら学んだ。
2年生が体験した「車いす体験」では、手に物を持ったり障害物を越えたりしながら、車いすを動かす実践をした。日頃当たり前のように生活しているのに対して、足が不自由であるとちょっとした行動をとることの難しさを実感したようだった。
3年生が体験した手話教室は、講師の先生のお話と、手話を身につけるという実践であった。名前や疑問詞など、基本的な手話での表現方法を講師の先生から教えていただいた。休憩時間でも一生懸命に取り組み、困っている人に町中で出会ったら是非協力したいという意識が強く感じられた。体験を終えた後の生徒の感想は、以下のようであった。
《1年生》「目の不自由な人は、階段などで1人で降りようとすることが大変だということを体験して知りました。」
《2年生》「車いすに乗ってコップを運ぶのが難しかった。また、段差を越える時にぶつかってしまい、距離感が難しいと思いました。」
《3年生》「わかりやすく手話のしかたを教えてくださいました。手話によって人が支え合いながら生きていることを、あらためて感じることができた授業でした。」