【一宮市立貴船小】 道徳の研究授業を行いました。
- 公開日
- 2015/12/17
- 更新日
- 2015/12/17
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、「心の教育推進活動」の一環として、節度・節制を主題とした道徳の研究授業が行われました。
【主題名】
「とどいた広こく」(明るい心)
【活動のねらいと児童の実態】
3年生の児童は、ギャングエイジと呼ばれる時期に差し掛かっており、人間関係のつくり方や協力することの大切さ、思いやりの心や我慢する力などを日々学んでいる最中です。放課などの様子を見ていると、特定の仲の良い数人でグループを作り、遊びや行動を共にする場面が多く見られるようになってきました。しかし、友達との交友関係が密接になってくる一方、自己の欲望や周りの誘惑に負け、安易に行動してしまう場面が見られることもあります。こうしたときに、その場の雰囲気や他人の言動に惑わされることなく、自分の欲求を抑え、理性的に行動することは、望ましい生活をするために重要なことであると考え、本主題を設定しました。
【授業後の児童の感想】
役割演技を通して、ゲームが欲しいという欲望に負けただけでなく、母との約束を破ってしまった主人公の心の弱さに共感する児童が多く見られました。また、自らの行いを後悔する主人公の気持ちを考えることにより、「やらなければよかった」「よく考えてから行動するべきだった」というような意見が多く挙げられました。その場の雰囲気や心の弱さを乗り越えられなかったときの主人公の後ろめたい気持ちを感じ取ることで、節度・節制を心がけた生活をすることの大切さについて考えることができました。
本校の教育目標「心身ともに健康で、正しい判断力をもとに、勇気と思いやりをもち、夢の実現に向けて自ら学び行動できる児童の育成を目指す。」を具現化していくためにも、今後もこのような道徳の授業を研究・実践していきたいと思います。