モラルBOX日記

【愛西市立勝幡小】ゆずりんコンサート

公開日
2015/12/24
更新日
2015/12/24

ちょっといい話

 勝幡小学校の児童は、歌うことが大好きです。歌いながら踊ることも大好きです。これは、今までずっとみんなで積み重ねてきた勝幡小の宝物です。
 いつもみんなで気持ちを一つにして、大きな口を開けて、歌を歌っていると元気がわいてきます。楽しい気分になってきます。仲間なんだと感じることができます。ずっと続けてきたから、上手になって自信がもてます。みんなで達成した喜びを共有することができます。歌は、こんな風に子どもの心を育ててくれます。そんな思いをもって、「歌で育てる、歌から学ばせる」ことを学校経営の大きな柱にしてきました。
 12月12日(土)は、「ゆずりんコンサート」でした。毎朝各学級で歌われる「今月の歌」には、中山譲(ゆずりん)さんのオリジナル曲が数多くあります。子どもたちの生活や思いにぴったり合った歌詞とメロディ、リズム感あふれる振り付けや手話は、勝幡っ子の誰もが大好きです。
 今回は昨年度に続き、本校での二度目のコンサートでした。2〜6年生はゆずりんとの再会を、1年生は初めての出会いに期待をして、この日を待ち望んでいました。
 1曲目から子どもたちは立ち上がり、歌に合わせて踊り始め、2曲目からはゆずりんに代わって(?)歌い始め、あっという間に「ゆずりんワールド」に飛び込んでいきました。
 ゆずりんのユーモアあふれる語りかけに笑顔がこぼれ、心に迫る話にちょっぴり目頭が熱くなり、子どもたちばかりか、会場の全ての人の心が、楽しさと優しさ、元気とパワーに満たされました。ゆずりんの魔法にかかった素敵な2時間が、あっという間に過ぎていきました。
 このコンサートに向けて、6年生が大活躍しました。1年生がまだ知らない歌の振り付けを、教室まで出向いて教えてくれたのです。もちろん、教室の前で見本を見せる6年生の動きは左右反対。体育館の会場準備も、6年生が行いました。最上級生として、下級生のお手本となったり、他学年をリードしたり、勝幡小の「顔」として、立派な姿を見せてくれました。 
 歌が子どもたちの心を結ぶかけはしとなって、今の勝幡小に息づいています。みんなが同じ思いで同じ時間を過ごせるこの体験、いつまでも子どもたちや私たち教員の心にのこっていくことと思っています。