【尾張旭市立旭中】嵐の朝に
- 公開日
- 2016/01/22
- 更新日
- 2016/01/22
ちょっといい話
嵐が吹き荒れた12月のある朝、昇降口を開けたとたん、湿気を含んだ暖かい風が入り込み、校舎内の床や壁が結露でみるみるうちに水浸しになりました。すべって転倒、怪我・・・・そんな心配をしてしまう状態です。登校した生徒がおそるおそる階段を上っていく中、3年生のあるクラスの生徒たちが雑巾を手に集まり、階段や渡り廊下をどんどん拭き上げてくれました。女子は、下がハーフパンツ、上が制服という姿の女子生徒も現れ、みんなで何とかしようという気持ちが伝わってくる光景でした。また、昇降口では先生たちが、水切りやモップで水取りをしていると、「私がやります」といって代わる生徒が何人もいました。「気づき」「考え」「動く」子どもたちの存在を改めて発見することができた嵐の朝でした。3年生の生徒たちが拭いていたのは、主に3年生が通るところでしたが、受験をひかえ、きっと「すべらないように・・・」と仲間を思っての行動だったかもしれません。これからも、「気づき」「考え」「動く」子どもたちの姿が見られることを楽しみにしています。