【刈谷市立東刈谷小】「文字だけで思いを伝える難しさ」
- 公開日
- 2016/02/02
- 更新日
- 2016/02/02
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
小学校3年生の子どもたちの多くが携帯やスマホを持ちたいと考えており、子どもたちは文字だけで思いを伝えることは簡単だと考えています。しかし、普段の子どもたちの様子を見ていると、自分の思いが相手に伝わらず、けんかをしたり言い争いになってしまったりしていることを目にすることがあります。そのような子どもたちがメールを使うようになると、さらにけんかや言い争いがひどくなることが予想されます。そこで、文字だけで思いを伝える身近な「メール」の仕方について考えさせることが必要だと考えました。
そこで、メールを実際に送り、返信を受け取る体験を通してメールを送るときに大切なことを考える授業を組み立てました。疑似体験から感じた気持ちについて考え、メールを送るときに大切にしなければいけないことに気付かせました。そして、メールの先には相手がいて、相手の気持ちを考えてメールを送ることの大切さや、メールは一度送ると取り戻すことができないことを話し合いました。このことにより、出す前にもう一度読み直すことの重要性を感じさせることができました。授業の終末には、子どもたちから「相手の顔を思い浮かべながらメールをする」「もらっていやなメールを送らない」「大切なことを伝えたいときはメールではなくて直接会ったり、電話をしたりする」などの意見を聞くことができました。