モラルBOX日記

【小牧市立小牧小】ゲストティーチャーによる心の教育

公開日
2016/03/09
更新日
2016/03/09

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 小牧小学校は、本の読み聞かせボランティアさんや毎学期に行う大掃除でのトイレ掃除ボランティアさん、花壇の植え替えをする園芸ボランティアさんなど、たくさんのボランティアさんに支えてもらっています。その中で、毎日児童の登下校でお世話になっているパトロールボランティアさんを「ゲストティーチャー」としてお招きし、6年生児童に対する学年道徳(心の教育)を行いました。日頃からパトロールボランティアさん(以降、パトボラさん)は、登下校の児童の様子を見ておられるので、「今日は、○○君が暗い顔をしてたから声を掛けてよ」「帰りに、1年生の○○君が傘を振り回していたから注意したけど、学校でも注意しといて」と、貴重な情報を伝えてくれます。パトボラさんは、雨の日も雪の日も交差点などで立ち続け、児童を見守っていただいています。そこで、パトボラさんの苦労や、児童に対する要望などを伝えていただこうとこの学年道徳を計画しました。
 学校としては、パトボラさんから児童に対して「本当に毎日立つのは大変」とか「挨拶をしっかりしてほしい」と言った話を予想していたのですが、全く違っていました。パトボラさんの多くは「みんなの顔を見ると元気になる」とか「みんなに声を掛けられるとうれしい」など、児童に対して心温まる話をしていただきました。児童も、毎日見ているパトボラさんなので、柔らかな表情で話を聞いている姿に、この「学年道徳」を実施して良かったと思いました。この学年道徳が終わった後、あるパトボラさんから「朝、子どもたちから○○さん、おはようございます、と名前を呼んでくれたでうれしかった」という話を伺い、この学年道徳を継続していきたいと思います。
 今回「ゲストティーチャー」としてお招きした方は、4名と少なかったのですが、今後もパトボラさんと児童をつなぐ場を計画していきたいと思います。
 本校のパトボラさんは総勢41名おられます。学校として本当にお世話になっているので、毎年「パトボラさんと給食を食べる会」を行っています。5・6年生の代表児童とともに、通学地区ごとにパトボラさんと児童が集まって会食をすることは、パトボラさんに大変好評です。今後も継続していきたいと思います。