モラルBOX日記

【日進市立日進東中】「心」を育てる地道な取組

公開日
2016/03/16
更新日
2016/03/16

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、3年前より「花いっぱい・挨拶いっぱい・夢いっぱい そして ありがとう!・・・いっぱい」の合い言葉のもと、「心を育てる教育活動(心の教育推進活動)」に取り組んでいます。今年度の10月に実施した道徳の研究授業と2月に実施した「一クラス一鉢運動(お花コンテスト審査)」について生徒の感想を中心に報告します。
<道徳授業 生命の尊重を考える>
 「かけがえのない一人の命」をテーマに、1年生で道徳の授業を行いました。写真家ケビン・カーター氏がスーダンの飢餓を伝えるために撮影し、ピューリッツァー賞も受賞した写真を資料にして、「報道か人命か」、「生命を大切にするとはどうすることなのか」を話し合い、考えを深めることができました。
(生徒の感想)
★ この授業を受け、本当に生命を大切にしないといけないと思いました。貧しくてご飯を食べられない人たちが頑張って生きようとしているのに私たちが「生きたくない」なんて言ってはいけないと思います。栄養失調などで生きたくても亡くなってしまう子どもたちの分まで生きなければならないなと感じました。(1年女子)
★ 自分にとって「生命を大切にする」というのは、この世の今、生きている人全てがかけがえの無い一つの生命として、いろいろな人に大切にされることだと思います。自分が果たすこととは、一人でも多くの人々が幸せに暮らせるように考え努力することだと思いました。(1年男子)
<一クラス一鉢運動(お花コンテスト審査)>
  2月に緑化委員会主催で、「一クラス一鉢運動(お花コンテスト審査)」を実施しました。各クラスの緑化委員が、鉢に花の苗を植え、咲いた花について全校生徒が咲き方がきれいなクラスに投票をして、得票を競うというものです。きれいな花が咲くように係を決めて水やりをしたり、親しみがわくようなニックネームを付けたりして、どのクラスも大変意欲的に取り組みました。
(生徒の感想)
★ まずはお花をクラスの一員にするためにも、名前をみんなで投票して決めました。名前が決まるとただのお花から、自分たちの仲間だという意識が芽生え、水やりや日のよく当たる場所に鉢を動かしたりするなど、愛着がわくようになってきました。きれいに咲いた花を見て、とても誇らしい気持ちになり、「校長先生特別賞」受賞をクラス全員で喜び合いました。小さな花も懸命に生きているんだという実感を味わうことができました。(3年男子)
★ 私はいつも清掃の時間に水やりをしていました。名前が決まってからは、より愛情を注ぐような気持ちでお世話を続けました。途中、元気がないときがありましたが、名前を呼んであげたり痛んだ葉を取ってあげたりすると、元気を取り戻してくれました。お花がきれいに咲いてくれることが毎日の励みになりました。(2年女子)