モラルBOX日記

【大口町立大口中学校】 「みんなちがってみんないい」1年生 福祉実践教室

公開日
2016/06/20
更新日
2016/06/20

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、毎年1年生を対象に福祉実践教室を行っています。今年度も大口町のNPO団体「SHIPおおぐちキャラバン隊」の方々をお招きし、「みんなちがってみんないい」というテーマでお話を聴いたり、体験活動をしたりして学びました。

 まず、障がいとはどのようなことなのかを教えていただきました。障がいには、見ただけでは分からない障がいもあります。できるようになるまで時間がかかったり、苦手なことが多かったり、気持ちがうまく伝えられなかったりしますが、それは誰にでも少しはある普通のことだと学びました。そして、障がいをもった人の気持ちを実際に感じるためにいろいろな体験活動を行いました。雑踏の中で録音された言葉を聞き取ったり、指先を縫われた手袋をはめて折り紙を折ったりしました。思い通りにできないときに、繰り返し「がんばれ!がんばれ!」と声を掛けられたときと、静かに見守ってもらっていたときの気持ちの違いなども実感することができました。最後に「ひびわれつぼ」の話を通して、自分が苦手で迷惑をかけていると思っていることが、実は誰かの役に立っているかもしれないということを学びました。

 福祉実践教室で学んだ後の感想には「障がいのある人がどのような気持ちだったのか知ることができました。」、「障がいのある方はたくさんの苦労と不満を抱えて困っているので手助けできるようにしたいです」などと書かれていました。障がいの有無や個々の違いに関わらず、互いに理解し合い、人として尊重し合う気持ちを高められたのではないかと思います。

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