モラルBOX日記

【豊明市立舘小】命の授業

公開日
2016/11/24
更新日
2016/11/24

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、校訓「やさしい子、かしこい子、たくましい子」の育成を目指し、教育目標に「安全と健康に気を付けて命を大切にする、心身ともにたくましい子を育てる」ことを掲げて心の教育に取り組んでいる。取組の一つとして、保健センターの「いのちの尊重推進事業」を活用し、年2回「命の授業」を行っている。1回目は、10月29日の授業公開で6年生を対象として、助産師や保健師をゲストティーチャーに迎えて「すばらしい命の誕生」をテーマに行った。     
 誕生の場に立ち会う助産師から、胎児の力や命の誕生について話を聞き、児童は命を授かった喜びを感じることができた。また、授業に参加した保護者の子育て体験談を聞くことで、児童は家族や周囲の大人によって育てられた「大切な存在」であることに気付き、「かけがえのない自分」を実感することができた。
 児童の感想には、「赤ちゃんの頃に、お母さんが、しっかり育ててくれたから今の自分がある」「新しい命がどうやってできるのか、おなかの中でどうやって大きくなるのかを助産師さんが子宮の中の様子をぬいぐるみを使って教えてくださいました。お母さんがどれだけ苦しい思いをして生んでくれたかが分かりました。私も赤ちゃんができたら、どんなに苦しくても頑張って育てようと思いました」「赤ちゃん人形を抱いてみて、頭がぐらぐらなのに驚きました。赤ちゃんを抱くのは大変なんだなあと思いました。今、自分がいるのは、周りの人の支えがあったからなんだと実感しました」という記述が見られた。また、保護者からは、「大人になっていく上での第一歩の貴重な体験ができてよかったです」「他人だけでなく、自分自身も大事にしようと思ってくれていいなと思いました」「母親の子どもに対する気持ちや子育ての苦労に気付いてくれてうれしかったです」という感想が寄せられた。
 なお、2月7日の授業公開では、2年生を対象として「ぼく、わたしのたんじょう」をテーマに「命の授業」を行う予定である。このように、上学年と下学年で1回ずつ、卒業までに合計2回の命の授業を体験することにより、児童が自分や周りの人の命の尊さを自覚して、人間としてよりよく共生していこうという心情を育てている。

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