【豊橋市立南陽中】みんなで考えよう〜情報モラル教室〜
- 公開日
- 2016/12/15
- 更新日
- 2016/12/15
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校では、6月24日にネットモラル講座を行った。
事前アンケートから、生徒のSNS利用率は全校の約65%、その中で、会ったことがない人とSNSでつながったことがある生徒は約39%であることがわかった。また、SNSでつながれば「友達」「いい人」だと思う生徒は約25%という結果であった。生徒たちはSNSというコミュニケーションツールを便利な物として認識し、多用している一方で、その危険性についてはまだまだ意識が低い。
ネットモラル講座は、携帯電話会社の方を講師としてお招きして行った。主な内容は、生徒たちが巻き込まれやすいトラブルの紹介やトラブルの回避方法、犯罪となる行為の紹介、ネットモラルの啓発である。SNSがきっかけとなって起こり得る事件の怖さや文字によるコミュニケーションの難しさ、GPS機能から位置情報が漏れる恐ろしさ、インターネット上に一度載せた情報はデジタルタトゥーといって一生残ってしまうことなど、具体的な事例を生徒は真剣に聞いていた。保護者や地域の方も参加され、生徒を取り巻くインターネット環境の現状について知っていただくよい機会となった。
以下は参加した生徒の感想である。
○4か月前にSNSができる機器を手にしました。ツイッターなどの見知らぬ人とコミュニケーションをとることはしていませんが、ラインで友達とやりとりをしています。文字だけでは伝えきれないことがたくさんあり、言葉ですれ違うことの怖さを知りました。直接会って話すことが一番で、とても大切なことだと思いました。
◯スマホなどの機器は持っていませんが、友達が「一緒に写真を撮ろう」とよく誘ってきます。その写真をラインに載せたりしているので、気を付けるように声をかけたいです。よく考えて使うようにしなければならないと強く思いました。
◯インターネットやスマホの世界は、便利だけれど、とても怖いものだと思いました。軽い気持ちや行動で、自分の家族や友達、周囲の人を巻き込んでしまいます。それに、自分の将来にも関わってしまいます。一度起こったことは、消しても消しきれないし、一生の傷になってしまうことがわかりました。自分の行動に責任をもち、正しい判断をしていきたいです。