【刈谷市立日高小学校】自他の命を大切にできる児童の育成<小学3年>
- 公開日
- 2017/09/12
- 更新日
- 2017/09/12
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、小学3年生の児童に対して、複数の道徳の授業を関連づけて、よりよい集団を自ら作ろうとする児童を育てる教育実践を実施した。
第1時は、教材「ぼくの妹に」を用いて、D−(18)「生命の尊さ」の授業を行った。兄弟を欲しがっていたひろき君が、病気がちの体で生まれてきた妹のみすずさんと生活する物語を通して、命の大切さについて考えた。その上で、「命を育てたり、いただいたり、命をもつものと関わったりするとき、大切なのはどんなことか。」と問うと、
・大切に育てる ・人を大切にする ・面倒を見る ・やさしくする
・命に「ありがとう」と思いながら食べる ・気持ちを考える
などの意見が出て、命の大切さについて深く考えることができたと感じた。
続けて、教材「分けへだてをしない」を用いて、C−(12)「公正、公平、社会正義」の授業を行った。「みんながしているから、□□君を無視しよう」と言われる場面を児童たちに提示し、そのような場合はどうすればよいのかを、問題解決的に考えさせた。児童たちは自分事として考え、次のような解決法を考えることができた。
・「無視しない方がいいよ」と言う ・「無視しなくていいじゃん」と言う
・「□□くんがかわいそうだからやめよう」と言う ・「僕はしないよ」と言う
その上で、「分けへだてをすると、どんな問題があるのか。」と児童に問うと、
・みんなに迷惑になる ・けんかになる ・された子がとても嫌な思いをする
・悲しい思いになる ・いじめになる ・トラブルになる
などの意見が出て、「みんなの命」の大切さについて深く考えることができたと感じた。
心の教育活動を今後も継続して行い、自他の命を大切にできる児童を育てていきたい。