【蟹江町立舟入小学校】自分にできることを見つけよう
- 公開日
- 2017/09/14
- 更新日
- 2017/09/14
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
福祉の心を養ってほしいという願いから、地域にお住まいの障害のある方の協力を得て、毎年、福祉実践教室を行っています。
今年度は、1・2年生は、盲導犬についてのビデオを見ました。長い年月をかけて盲導犬が育ち、訓練を受け、盲導犬を必要としている人のところへ行くことを知りました。3年生は、車いす体験をしました。車いすの開閉の仕方や押し方を学びました。目を閉じて座面に正座し、押してもらったときは、とても怖く感じ、障害のある方の大変さを実感できたようです。4年生は、はじめに、盲導犬や目の不自由な方の生活について話を聞きました。その後、アイマスクを付けて盲導犬ファンタ君と一緒に歩く体験をし、盲導犬の役割について理解を深めました。5年生は、聴覚障害についての学習をしました。話していることが分からなくて困っていても、困っていることを分かってもらえないことがあると知りました。「身振り」「口話」「筆談」「指文字」など、いろいろな方法で伝える体験をしました。6年生は、点字を体験しました。はじめに、身の回りで点字が使われている場所やものについて学習し、次に点字図書に触れ、点字を身近に感じました。その後、点字表を頼りに、点字器で簡単な語句や自分の名前を実際に打ちました。実際に体験してみることで、点字を打ったり読んだりする大変さを知ることができました。
学年に応じた体験をするので、6年間で多くの体験をします。学年を追うごとに、障害のある方に対する思いが深くなり、大変だなあという思いから、自分には何ができるのだろうという思いに変わっているようです。
保護者からも、以前は、娘は障害のある方に出会っても関心を示さなかったのに、体験をしてからは変わったと言われました。6年間を通じて育まれる優しい心をもち続けてほしいと願っています。