モラルBOX日記

【豊田市立高嶺小学校】情報モラルの授業

公開日
2019/10/02
更新日
2019/10/02

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 本校の特別支援学級は、毎週金曜日の6時間目に、3年生以上の児童とコンピュータ室で授業をしている。児童の中には、スマートフォンを持っている児童もいる。しかし、スマートフォンの便利さや面白さばかりに目がいき、スマートフォンに潜む危険については知らない児童がほとんどである。そこで、スマートフォンに潜む危険についての理解を深められるよう、視覚的に分かりやすい動画教材を活用し、情報モラルの授業実践を行った。    
 本時の目標を、「スマートフォンのあぶないところを知り、あんぜんな使い方を考えよう」とし、有料ゲームの危険性を伝えるビデオ「無料ゲームだと思っていると・・・」と、無料通信アプリの危険性を伝えるビデオ「たった一言のちがいで・・・」のビデオを視聴して話し合った。
 「無料ゲームだと思っていると・・・」の観賞後の話合いでは、「お金がかかるものは買わないようにしたいと思いました」「自分用のスマートフォンがあると、一人でこっそりできるから止まらないかもと思いました」などの意見が出された。
 また、「たった一言のちがいで・・・」の観賞後の話合いでは、「本人はそんなつもりはないのに、仲間はずれになることもあってかわいそうだと思いました」「?やスタンプひとつだけのちがいなのに、誤解されてしまうことがあって難しいと思いました」などの意見が出された。
 今まで、スマートフォンの便利さばかりに目がいっていた児童たちが、スマートフォンに潜む危険に興味を示した。授業終了後には、児童から、「他にもどんな危険があるのか、もっと知りたいです」と伝えてくる姿が見られた。
 本時の授業を通して、スマートフォンに対する視野を広げることができた。また、動画教材をスクリーンに大きく映したことで、児童にとって視覚的にもわかりやすく伝えることができ、児童たちが前のめりで見入るほど興味・関心・意欲を引き出す教材であった。