モラルBOX日記

【大口町立大口北小学校】児童が主体的に考える授業を目指して〜教材提示の工夫〜

公開日
2019/10/02
更新日
2019/10/02

道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)

 児童が、沖縄地方に関心をもてるように、授業前の休み時間から沖縄民謡を流しました。本時の教材が、沖縄の話であり、「ヌチヌグスージ」は、沖縄の言葉で「いのちの祭り」という意味であることを連想させることができました。また、沖縄のにぎやかなお墓参りの様子から、家のお墓参りの様子を想起し、お墓参りとは何かを考えることができました。
 教材文は、挿絵を多く取り入れた紙芝居にして提示しました。児童は、状況や登場人物の表情が読み取りやすく、集中して話を聞くことができました。自分の命は、お父さんとお母さんから与えられ、お父さんとお母さんは、おじいちゃんとおばあちゃんから与えられていてと、命のつながりを考え、御先祖様は数え切れないほどの数がいて、誰一人でも欠けたら自分が生まれなかったことに気付きました。目に見えない命のつながりを捉え、自他の命を大切にしていこうという気持ちを強くした児童が多くいました。
(児童の学習プリントより)
・命をこんなにたくさんの人からもらったことがうれしいです。今、自分が責任をもって命をあずかっているんだなあと思いました。
・命をくれた御先祖様は、数えきれないほどたくさんいることに気付き、赤ちゃんを産んで命を続けたいと思いました。
・友達の命、自分の命、家ぞくの命は、本当に大切なんだと思いました。
・「命は人から人へのもらい物、命は一人一人の宝物」ということがしっかり学べました。
・自分の命も、人の命も大切にしていきたいと思いました。そして、人にはやさしく、自分も大切な命をなくさないようしっかり生きていきます。