【長久手市立東小学校】道徳科の授業実践「ケンタの役割」
- 公開日
- 2019/11/11
- 更新日
- 2019/11/11
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
本校では、「自ら進んで学び続ける児童の育成」を目指し、人との関わりを大切にした活動を多く取り入れながら、道徳教育を進めています。
5年生の「ケンタの役割」では、ポスター作りとリレーの練習が重なってしまった主人公の葛藤を題材に、「自分の行動を決断するときには、どのように考え判断しなければいけないか」について話し合いました。本時の主題に迫る手立てとして、次の二つを実践しました。
1つ目は、選択肢の掲示です。主人公が、どちらの役割を選択するか、「ポスターづくり」「リレーの練習」「その他」の三つの選択肢と、それを選んだ理由について考えさせました。「その他」を設けた意図として、選択が迫られる状況を突破する創造的問題解決の能力を高めたいと考えたためです。
2つ目は、意見による帽子の色分けです。上記の三つの選択肢ごとに色を決め、自分の意見が周りに分かりやすいようにしました。児童は、自分の意見を決めた後、その色の帽子をかぶり、教室後方に集まります。そして、帽子の色で相手が選択した意見を確認しながら、意見交流をしました。多くの友達と意見を交流する中で、新しい発見や、対立する価値に気付く姿が見られました。
授業の最後には、児童一人一人が友達の意見を参考に、自分の中で納得ができる意見を見つけることができました。今後も、自ら進んで学び続けることができるよう、人との関わりを効果的に取り入れた授業を行っていきたいと思います。