【常滑市立小鈴谷小学校】3年道徳科の授業実践「盛田 命棋(もりた めいき)」
- 公開日
- 2019/12/06
- 更新日
- 2019/12/06
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
本校の校区には、「盛田 命棋(もりた めいき)」という偉人を輩出しています。常滑市の全小学校の高学年児童に、「鈴渓(れいけい)読本」という小冊子が配付され、その中の一人として紹介されています。その「盛田 命棋」を授業で取り上げました。
命棋は、人格者として知多半島では名高く、小鈴谷周辺の人々の生活や教育の向上などに努めました。また、命棋が作った「鈴渓義塾」からは多くの偉人が輩出されました。
授業では、小鈴谷校区にある命棋の作った道路や学校の跡、倉庫などを電子黒板で紹介し、その後、どうして命棋がこのようなことをしたのかを考えました。「みんなの生活がよくなるように」「多くの子が、よい教育を受けられる」という声が子供たちから出ました。次に、「命棋が、一番大切にした思いは何か」を考えました。「人の役に立つ」「やさしい心」など、多くの考えが出ましたが、「みんなのためになる」という考えが多くの共感を得ました。
授業の終末では、命棋が、大切にしている言葉は「恕(じょ)」(しのびざるの心)と言い、思いやりの心をもって毎日を送ることだと伝えました。そこで、毎日の生活の中で、「恕」の心をもって過ごすのはどんなときがあるのかを考えました。「給食が遅れていたら手伝う」「困っている子がいたら声をかけてみる」などの声が聞かれました。
3年生なりに、思いやりの心をもって人と接することのよさを、郷土の偉人から感じ取ることができたと思います。