【西尾市立寺津中学校】全校道徳「命の授業」
- 公開日
- 2020/01/15
- 更新日
- 2020/01/15
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
11月27日、講師に、稲垣たまえさんを招いて、「全校道徳の授業」を行いました。
第1部では、慕っていた部活動の先輩を病気で亡くした中学生の作文を読み、その感想を発表しました。「先輩を失ったことは悲しいけれど、それを乗り越えて、先輩の分まで一生懸命生きようとしているところに共感できる」「いつも一緒に部活動をしていた仲間が、突然いなくなることは悲しい。だから今、友達を大切にしたい」などの意見が出ました。
第2部では、その亡くなった先輩の母親である稲垣さんの話を聞きました。稲垣さんは、2年前まで本校に勤務しており、3年生はいつも明るく元気な先生という印象をもっていました。稲垣さんは、子供が病気を発症してから亡くなるまでの母親としての気持ち、そして、家族のつらさや思いを話されました。真剣な表情で全校生徒は、話に聞き入っていました。
話の最後に、稲垣さんから、「私は、病名を子供に話さなかった。もし、皆さんだったら教えてほしいですか」という問いかけがありました。たくさんの生徒が挙手をし、自分の思いを語りました。命について真剣に考え、学年を超えて語り合う有意義な時間をもつことができました。
以下は、生徒の感想です。
・僕の命は、ぼくのものだけではないことが分かりました。家族や友達のためにも、命を大切にして一生懸命生きたいです。
・生きていきたくても亡くなってしまう命がある。だから、まだ生きることができる命を失わないように、いじめや差別などをしないようにしたい。
・もし病気になったとしても、それ以外のつらいことがあっても、「自分が超える大きな壁」と前向きに戦って生きていきたいと思いました。