【南知多町立豊浜小学校】5年生道徳科授業「これも、チェーンメール」の実践
- 公開日
- 2020/01/08
- 更新日
- 2020/01/08
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
5年生では、インターネットを利用している児童が全体の90%以上、また、メールや無料通信アプリを利用している児童は、全体の75%いました。そこで、資料「これも、チェーンメール」を題材にした授業を行い、メールの正しい利用方法について学びました。
資料は、主人公の男の子が、子猫を助けてほしいという内容のメールを、先生や周りの友達に転送してしまう話です。主人公は、チェーンメールが迷惑メールだと習ってはいたものの、内容が子猫を助けるものなので問題ないと考え、メールを転送してしまいます。その行動から、チェーンメールはどのような内容でも送ってはいけないことや、インターネットを利用する際に注意することを考えました。
メールを送信したときの主人公の気持ちを考える場面では、「子猫を助けられるのならよいことだ」「よいことをしたな」などの意見があり、メールの内容が人助けのものや、よいことをしている内容なら、メールは送ってもよいという考えがほとんどでした。しかし、チェーンメールは、どのような内容でも、絶対にしてはいけないことであると聞いた主人公の気持ちを考える場面では、「送る前に、しっかり考えなければいけない」「よい内容でも、チェーンメールはいけない」という意見がありました。みんながメールを送り続ければ、何百万というメール数になり、通信障害にもなりかねないことも知り、チェーンメールは、内容に関わらず、やってはいけないものという認識をもつことができました。
価値の自覚では、「チェーンメールは、絶対に送らない」「自分だけで考えず、誰かに相談してよく考える」などのことを考えることができ、今後の生活に生かそうとする気持ちが感じられました。
これからは、メールやインターネット利用の仕方やルールを、家庭とも連携して共通理解を図っていきたいと思います。