モラルBOX日記

【春日井市立中央台小】五文字の言葉と「いちょうっ子まつり」

公開日
2012/12/10
更新日
2012/12/10

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校の伝統行事「いちょうっ子まつり」は,下校見守りなどでお世話になっている地域の方々や,次年度入学する幼稚園児たちを招待して,毎年10月に行われます。「いちょうっ子まつり」を通して,児童はいろいろなことを学び,身につけていきます。
 その一つが五文字の言葉「ありがとう」の気持ちが生まれるさまざまな場面に出会い,感謝の心が培われることです。「いちょうっ子まつり」に向けて,子どもたちは6年生が中心となってアイデアを出し合い,みんなに楽しんでもらえる「広場」(=遊び場)を工夫して作ります。自分たちで作り上げていった「広場」を楽しんもらえた充実感「楽しんでくれて,ありがとう」です。3・4年生は,「広場」作りの時,5・6年生からハサミの使い方からガムテープの貼り方,宣伝用ポスターのかき方など,生活の中で生かせる技能を学びます。「いろいろ教えてくれて,ありがとう」です。
 まつりの終わりには,PTAのお母さん方から,心のこもったおいしい豚汁がふるまわれます。とってもおいしくて,児童は何杯もおかわりします。みんなにこにこ顔で豚汁をいただきます。「おいしい豚汁をありがとう」です。このように,たくさんの「ありがとう」の気持ちが生まれます。
 たった1日の行事ですが「いちょうっ子まつり」を作り上げていく過程の中で,子どもたち同士,また,人と人との出会いの中で,あちらこちらから「ありがとう」と感謝の言葉が聞こえてくるのです。そして,いつも子どもたちの顔は何とも言えない笑顔で輝いています。また,この活動ではアルミ缶やベルマークを「いちょうっ子まつり」のスタンプカードと交換したり,「広場」で使うものを廃品で作ったりするエコ活動に取り組んでいます。地域や周りの人たちに支えられている,こんなすばらしい「いちょうっ子まつり」をこれからも本校の伝統行事として続けていきたいと思います。