【半田市立有脇小】有脇かるたで地域学習
- 公開日
- 2013/01/09
- 更新日
- 2013/01/09
ちょっといい話
1月4日に「有脇かるた いにしへの」を使ったかるた大会を開き、子どもたちだけでなく、様々な年代の地域住民の方も参加しました。この「有脇かるた」は、「地域の子どもたちが有脇の歴史・文化を楽しく学び、さらに次の世代に伝えていってほしい。」という願いのもと、地域住民や郷土の歴史研究家の方、学校関係者で構成される「有脇の歴史伝承会」によって作成されたものです。
かるたには、真古酌(まごしゃく)の薬師水、幽霊半鐘、千体地蔵、彦助地蔵など、地域に伝わる昔話や歴史が分かりやすい言葉で詠まれています。その多くは、通学路の途中にあったり、学校近くのお寺にあったり、子どもたちにとって身近なものにまつわるお話ばかり。絵札も古い写真あり、写実的なスケッチあり、ユーモラスなイラストありと、楽しく親しみやすくなっています。
「有脇かるた」は、9月に全校児童にプレゼントされ、それ以降、子どもたちは、身近なものに歴史があり、物語があることを知り、楽しく遊びながら、地域についての学習を進めてきました。低学年の児童は、地域探検に出かけた際に、かるたに詠まれた場所を見学し、高学年の児童は、地域の昔話を劇にして学習発表会で発表しました。子どもたちは、この「有脇かるた」をきっかけに、自分たちの住む地域「有脇」の歴史についての知識を深めています。
この日のかるた大会でも、子どもたちは、自己紹介から始まり、地域の人と交流しながら、元気に札をとっていました。札を詠む合間には、世代の異なる子どもからお年寄りまでが、とった札の内容や自分の体験について語り合い、楽しい時を過ごすことができました。