【碧南市立新川小】地域で活躍_郷土芸能クラブ
- 公開日
- 2013/11/15
- 更新日
- 2013/11/15
ちょっといい話
新川小学校の学区では、地区ごとに秋の祭礼が営まれます。その中の鶴ヶ崎地区では、盛大な山車の曳きまわしが行われます。本校では、その祭礼への参加を目標に、郷土芸能クラブが活動しています。練習は、定期的に地区の方に、笛や太鼓による大神楽・車切・早神楽のお囃子や三番叟(さんばそう)を指導していただいています。このクラブができた発端は、「地域行事である祭礼を衰退させてはいけない」という地域の強い願いと学校側の「地域との連携を強めていきたい」という考えの基に始まりました。この活動が始まったのは16年前です。今では、6年生が4・5年生に伝承する体制もできつつあります。
10月の第2土・日曜日が本番です。そして、クラブ員は交代で山車に乗り、笛や太鼓でお囃子を演奏し、三番叟を奉納します。その山車は、指令長の合図のもと、地域の子供や大人たちが引っ張り、厄年の若者たちが巧みに方向を変えながら町を練っていきます。その様子はとても勇壮です。
本番当日、通行する周りの家からは、応援する声も飛び、地域の一体感を感じました。参加者を眺めると、かつての郷土芸能クラブのOBだった若者が、今は指導者として活躍していたりするなど、この地域で頑張っている様子がうれしくなりました。