モラルBOX日記

【蟹江町立舟入小】地域ふれ合い大会

公開日
2013/11/20
更新日
2013/11/20

ちょっといい話

 舟入小学校の運動場には、「こどもの日」が過ぎても、鯉のぼりが毎日のように揚がります。さてどんな日に揚がるのでしょうか。
 本校は、愛知県学校保健会健康推進学校として「元気あふれる子」「笑顔こぼれる子」を目指して「健康教育」に取り組んでいます。毎月の生活リズムチェック、朝ご飯コンテスト、きらきらカード、健康フェスティバルなど様々な取組を行ってきました。
 今年度初めての試みで、恒例の「焼き芋大会」に合わせて、「地域ふれ合い大会」を実施しました。12名の「生きるお手本」となる人生経験豊かな地域の方をお招きし、各教室で、幼い頃の話や昔の舟入の様子、健康でいるための秘訣などをお聞きしました。 
 昔は漁師町だった舟入。朝は漁船の音で目覚め、授業後は川でシジミをとって家計を助けたことや、小学校時代は正に戦争真っ直中で、空襲や食料不足が大変だったこと、終戦前年、東南海地震に襲われ運動場が液状化したことや農家の手伝いをすると白いご飯(銀めし)が食べられうれしかったことなど、思い出話は尽きません。
 「自分で竹馬も作り自分たちで考えて遊んだ。いじめなし。強い子が弱い子を守った。みんな元気だった。とにかく体を鍛えてほしい。何でも一生懸命やる、遊びも勉強も」というメッセージもいただきました。
 子どもはダイヤモンドの原石。学校と家庭が連携して、心身ともに健康で豊かな人間性をどう育てていくかが課題です。
 さて、冒頭の鯉のぼりの話に戻ります。舟入小学校では、欠席者が0の日は、空高く鯉のぼりが揚がり、元気に泳ぎます。