【南知多町立師崎中】せ福祉実践教室
- 公開日
- 2013/11/29
- 更新日
- 2013/11/29
ちょっといい話
10月18日(金)の5・6限に福祉実践教室があり、1年生は視覚障害について体験と交流を中心に実施した。
視覚障害者について、事前学習をしたときは、どちらかと言えば「やらされる」という受け身の姿勢であった。ところが、テキストで学習を進めるうち、視覚障害者の具体的な生活や自分たちにできることに疑問や興味が湧いたようだった。実践教室に不満げだった生徒に「質問を頼みたいけど大丈夫ですか」ともちかけると、十名ほどの生徒が「いいよ」の返事。
その後の給食中の生徒の雰囲気から、さらに踏み込んでもよさそうな感触だったので、「実践教室の後、みんなで感謝の気持ちを込めて合唱コンクールの歌を聞いてもらうのはどうかな」と提案すると「もう歌詞、忘れたよ」とそっけなかった。しかし、互いに顔を見合わせながら、いい沈黙が拡がっていった。
当日のお礼の言葉の後、生徒一人一人の感謝の気持ちが込もった歌声は、体育館に響き、講師の視覚障害者の方やヘルパーさんの心にもしっかり届いたようだった。
子供たちも歌えたことで、晴れやかな気持ちになり、自信を得たようだった。