【弥富市立桜小】桜っ子スマイル集会
- 公開日
- 2013/12/02
- 更新日
- 2013/12/02
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、一人一人が輝き、自己有用感・自尊感情に満ち、元気・やる気・思いやりのある児童を育てることをねらいとし、児童会活動を行っています。
「桜っ子スマイル集会」では、全校児童が学年の枠を越えて関わることのできる集会を目指し、児童会役員が集会を考えました。生活委員会と図書委員会にも協力を依頼しました。児童会でめあてを考え、「友だちとなかよくしよう」(低学年)、「友だちのことを考えて行動しよう」(高学年)となりました。
はじめに、図書委員会による本の読み聞かせ「そらまめ君のベッド」を行いました。図書委員は、この絵本の「自分勝手なことや意地悪なことをせずに、仲良く協力しよう」というメッセージが伝わるよう、プロジェクタで挿絵を体育館のスクリーンに映し出し、気持ちを込めて読み聞かせを行いました。話を聞いている児童は、映像にぐっと引きつけられ、絵本の世界を楽しむことができました。集会後の振り返りカードには、「最初はみんなふわふわベッドを探さなかったけど、最後は貸してくれたのでよかったと思いました(3年男子)」「わがままなそらまめ君だったけど、最後はみんなと仲良しになってよかったと思いました(3年男子)」など、思いやりの気持ちに気付いた感想が多くありました。
次に、生活委員会が「桜っ子しぐさみつけ」の紹介を行いました。「桜っ子しぐさ」とは、「江戸しぐさ」になぞらえて、友達に対する思いやりや、さりげない気遣いのことを表します。本校では、今年度4月から「桜っ子しぐさ」を学校に広めていく取り組みを行っています。全校児童で「桜っ子しぐさ」のできている児童を探し合い、各クラスで見つけた1名を生活委員会で紹介しました。「○○さんは、出しっ放しになっていたトイレのスリッパを片付けていました」など、名前と桜っ子しぐさの内容が発表されると、紹介された児童は照れながらも、とても嬉しそうにしていました。周りの児童からの「すごいなぁ」という声とともに、体育館には拍手が鳴り響きました。
最後に、児童会役員によるゲームを行いました。児童会役員が言うキーワードの字数と同じ人数で手をつなぎ、輪になるゲームです。「1、2年生が必ず入る」「男女が必ず交ざる」などの条件をつけることで、今まで話したことのなかった友達と関わり合う機会が増えるようにしました。振り返りカードには、「グループができずに困っていた女の子を輪に入れてあげると、『お姉ちゃんありがとう』と言ってもらえて嬉しかった。(6年女子)」「みんなと手をつないで友だち探しができて楽しかったです。自分から友だちをさそえるようになってうれしかったです。(3年男子)」などの感想がありました。児童主体の集会を行うことで、友達の輪が広がりました。
集会全体の感想としては「このような機会があったら、桜小の全員と友達になれるかもと思った(5年女子)」「とても楽しかった。みんながにこにこしているから自分まで楽しく幸せな気持ちになった。だから、これからもみんなに笑顔で接したいと思った(5年女子)」「スマイル集会では、友達のいいところをたくさん見つけることができ、他の学年の子とも仲良くなれて楽しかったです(6年男子)」「あまり喋ったことのない1、2年生と喋ることができて楽しかったです。『桜っ子しぐさ』をしている人はすごいなと思いました。(6年男子)」などの声がありました。
今後も、児童主体の集会や「桜っ子しぐさ」みつけを継続して行うことに加えて、あいさつ運動を地域へ広げたり、読み聞かせを活発に行ったりしながら、元気・やる気・思いやりのあふれる学校づくりをしていきたいと考えています。