【半田市立雁宿小】広い心で
- 公開日
- 2013/12/03
- 更新日
- 2013/12/03
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
6年生は最高学年となり、日常の行動への判断力がついてきて、友達とむやみに対立することは減ってきました。しかし、自分の立場や利害を重視し、自己中心的な言動をとることもあります。また、独りよがりの判断状況で、相手の行動を誤解してしまうこともありました。
そこで、2人の女の子がすれちがいから待ち合わせができず、感情を対立させてしまう話「すれちがい」を題材に道徳の授業を行いました。児童が生活している中で起こりうる事柄であり、謙虚な心や相手の立場に立って考え行動する素地を養えると考えました。
○指導項目 2−(4) 寛容・謙虚
○資料名 「すれちがい」(明るい心)
○ねらい 相手の気持ちや考えを知り、それを大切にしていこうとする広い心を育てる。
1 方向付け
今まで、どんな理由で友達とけんかしたのか発表させ、資料への方向付けを行いました。
2 資料範読(よし子の日記)
3 基本発問
広場で待たされたよし子の気持ちを考え、あせりや心配、怒りなど多様な気持ちに気付くことができました。
4 資料範読(えり子の日記)
5 基本発問
つんと横を向いたよし子を見たえり子の気持ちを考え、互いに気持ちがすれ違っていることに気付きました。
6 中心発問
それぞれの立場に立ち、二人の気持ちに共感させながら、お互いに足りなかったことについてワークシートに書くことにより、深く考えました。
7 価値の自覚
友達が自分に迷惑をかけたけれど、よく考えて許してあげたことについて考え、発表しました。下校後に遊ぶ約束をしていた友達が来ず、ずっと待っていたけれど、許してあげたという経験を話す児童がいました。
8 教師の話
相田みつをの詩「セトモノと」を紹介しました。
実生活の中で起こりやすい話であったので、児童は登場人物の気持ちに共感しやすく、多くの意見が出されました。終末では、相田みつをの詩を取り上げて、「やわらかい心」を考えることにより、いろいろな考えを受け入れられる広い心を感じ取らせることができました。