【大府市立大府西中】自分で自分を守る −セルフディフェンス−
- 公開日
- 2014/09/09
- 更新日
- 2014/09/09
ちょっといい話
友達に嫌われたくないから・・・。
友達の誘いに断れず、自分の意思に反した行動をとってしまう生徒も少なくありません。しかし、どのような理由があるにせよ、絶対にやってはいけないことがあります。何よりもその生徒の心には大きな傷が残ります。「あのとき断ることができていたら・・・」と後悔もするでしょう。
「セルフディフェンス」という言葉を初めて聞いたのは今年2月。「自分で自分を守る方法」について生徒対象の講座があることを知り、ぜひ本校の生徒に聴かせ、「生き方」を見つめてもらいたいと思いました。
7月1日、セルフディフェンスコミュニケーション開発 ソーシャルワーカーの青嶋先生と河村先生をお招きして、全校生徒を対象にしたセルフディフェンス講座を開催しました。セルフディフェンスとは、『いじめる人犯罪やわるいことに誘う人・不審者など、あらゆる危険から自分で自分を守ること。自分を大切にする。』ということ。今回は特に上手に断る方法について、具体的な事例をあげながら講演をしていただきました。
上手な断り方には2つあることを学びました。1つは「クッションCD」です。これはやさしく断りたいときに、「ごめんね」を繰り返す方法です。もう1つは「こわれたCD」です。強く断りたいときに、「やらない!」など、同じ言葉を何度も繰り返して断る方法です。会の途中には、場面を想定しながら役割を決め、この2つのCDを使って誘いを断るロールプレイも行い、実際にその立場に立ったときの対応の仕方を身をもって学ぶことができました。
「私は断ることが苦手です。相手を傷つけてしまうかもしれないからです。でも、悪い誘いには今日教えてもらった『クッションCD』や『こわれたCD』で上手に断りたいです」
これは講演を聴いた生徒の感想です。ひょっとしたらこの講演を聴いた時期に、悪い誘いを断れずに悩んでいる生徒がいたかもしれません。即効性があり、そして、持続性のある内容で大変有意義な時間となりました。