モラルBOX日記

【稲沢市立稲沢東小】情報モラル教育の実践

公開日
2014/09/12
更新日
2014/09/12

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

本校の4年生の児童を対象に、いたずら半分でやってしまったことが、相手を傷つけたり、場合によっては犯罪行為になったりすること、また、情報発信に伴う自己責任に関することや心構えを理解させることをねらいとして、情報モラル教育の実践を行いました。
 インターネットでの情報発信について考える前の導入段階で、ネット上でも起こり得るような身近な事例を道徳の時間において取り上げ、交換日記に友達の悪口が書かれているのを見つけた場合にどう思うかを考えました。その後、インターネット上での誹謗・中傷の書き込みについて考える実践を行いました。利用した教育用コンテンツは、『ネット社会の歩き方』というサイトの中の『ネットいじめは人権侵害』という動画を用いました。 内容は、2人の男の子がほんのいたずら心で、携帯電話を使って友達の恥ずかしい写真をみんなに転送し、挙句の果てにインターネット上に投稿してしまう話です。児童たちは、楽しみながら動画を見ていましたが、見終わったあと、「2人がしたことについてどう思うか」「自分にメールがまわってきたらどうするか」ということを考えました。友達が学校を休んでしまうくらいになってしまったこと、ネット上の動画サイトに投稿されたことは、児童には予想がつかなかったようで、「ひどい」「やってはいけない」という意見が多く出ました。授業のまとめの場面では、未然防止や問題解決のために、自分たちの「ガイドライン」を自分たちの言葉で考えました。
【児童がつくったガイドライン】
・ たくさんの人が見るところに言葉や絵をかくときは、悪口を絶対に書かない!
・ 友達のことを考え、思いやる。
・ おもしろいメールや嫌なメールを受け取っても、誰かに回さずに消す。
・ 子どもだけで解決できない場合は、すぐに大人に相談する。     ・・・など

 今後、携帯電話の利用がますます増えていくと予想されます。児童たちがトラブルに巻き込まれることのないように、ルールやマナーをしっかりと守って安全に利用してほしいと思います。