モラルBOX日記

【稲沢市立下津小】本校の取り組み

公開日
2014/12/24
更新日
2014/12/24

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 本校は、稲沢市の東端に位置し、一宮市に隣接しています。JR稲沢駅東側の開発に伴い、児童数が毎年増加しており、市内でも屈指の大規模校になってきました。
 児童が増えるなか、情報機器の発達および普及により、情報機器を利用する児童の数も増加しています。そこで、4年生から6年生までを対象に、スマートフォンや携帯電話、パソコンなどの利用の様子についてアンケートをとりました。

【アンケートから】
 スマートフォンや携帯電話、パソコンなどを「よく使う」「時々使う」児童が約70%で、学年が高くなるほど増加していました。その中で、自分のスマートフォンを持っている児童は11%、自分の携帯電話を持っている児童は約40%、自分のPCを持っている児童は6%で、ほとんどの児童は家族のスマートフォンや携帯電話、PCを使っていることがわかりました。使用時間もだいたい2時間以内でしたが、操作性の良いPCやスマートフォンなどの使用時間が長く、操作しにくい携帯電話などは使用時間が短いという傾向でした。
 どんなことに利用しているかの問いに、ゲームやインターネットがほとんどで、ラインやメールなどのSNSはあまり利用していないことがわかりました。
 そこで、まず、教師が本校の現状や社会の状況を把握し、情報モラル教育に関する研修会を行いました。そして、児童に対して、学級活動などでDVDの視聴をしたり、話し合い活動をしたりするなど、情報モラル教育に取り組みました。また、道徳の時間には、情報モラルと関連させ、人としてのモラルの向上にも取り組みました。

【マナー向上キャンペーンの実施】
 本校の児童や家庭に向けて、また、地域の方々への啓発活動として、10月に「マナー向上キャンペーン」を実施しました。登校する児童にPRすることで、それを家庭へ持ち帰って情報モラルについての話し合いをしてもらえるよう活動しました。また、通勤や通学の方々にもポケットティッシュを配り、キャンペーンの趣旨に賛同してもらいました。校内だけでなく、学校から地域へ発信することで、情報モラルの向上を図りました。

 情報機器は、正しく使えば、誰にとっても便利で、快適であるが、おもしろ半分や、誰かを誹謗中傷したり、だましてやろうとしたりするなど、悪事をもって利用されれば、それは凶器になることを意識させながら、モラルをもって利用することを願っています。