【岡崎市立六ツ美南部小】『声なきメッセージ』
- 公開日
- 2014/12/24
- 更新日
- 2014/12/24
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
3年生で、道徳の時間を利用して情報モラルの授業を行った。約束や社会のきまりを守ること、友達の立場に立って考え、友達を大切にしようとする心情を育てることをねらいとして実践した。
NHKの動画資料『声なきメッセージ』は、親友だったイズミとマキの2人がすれ違いによって気持ちが離れ、やがてマキが匿名でメールによる悪口をイズミに送信してしまうという話である。
「悪口メールを送るか送らないか迷っているとき、マキはどんな気持ちだったか」と発問すると、「裏切ったのはイズミだからいいや」「傷つくかもしれないけどわたしだって傷ついたもん」という考えを書いている児童が多数いた。
そして最後の場面で、「イズミとマキが道路ですれ違ったとき、お互いに相手にどんなことを言いたかったか」と発問すると、「この前は悪口を送ってごめんね」「わたしとも仲良くして欲しかっただけなんだ」という意見がたくさん出た。
授業の振り返りでは、メールを使って悪口を送るのは卑怯という意見や、言いたいことがあるなら、携帯電話じゃなくてちゃんと会って話をした方がいいという意見が出た。また、本人の許可が無く人に勝手にメールアドレスを教えること、大人数で1人を攻撃することは絶対にいけないことだと学級全体で再確認した。
様々な情報通信機器が普及する現代社会で、子どもたちがネットトラブルに巻き込まれないよう、今後も情報モラル教育に力を入れていきたい。