【豊橋市立松葉小】ネット社会から子どもを守る
- 公開日
- 2015/02/26
- 更新日
- 2015/02/26
ちょっといい話
「昨日、通信した後、どうなった?」「○○(ゲームのキャラクター)は、どうやってやっつけるの?」1年生の教室で、朝登校し、友達と会話する第一声が、このようなやりとりということは珍しくない。
松葉小学校では、基本的な生活習慣づくりを考えていくために、『さわやかチェック』という取り組みを行っている。これは、年3回生活点検活動を行い、親子で生活をふり返ることができる。その中に、「ノーメディアデー」という項目がある。これは、テレビやゲームはもちろんのこと、携帯電話やスマートホン、パソコンなどのメディアを利用しない日を意識させ、その時間に読書や家族との会話に重点をおきましょう、というはたらきかけをするために考えられた項目である。
本年度の『松葉IDOBATA会』では「子どもとスマホ・携帯電話」をテーマに、多くの保護者の方々の参加のもと、情報のあり方やネットモラルについて話し合いをおこなった。低学年、中学年では、通信機器を通して他者との繋がりがあっても、保護者のしっかりとした管理のもとで制限されていることが大半であった。しかし、高学年になるにつれ、保護者の方々から心配をされている、という内容の中に、中学生や高校生の兄弟に影響を受け、見知らぬ相手とのやり取りや、ライン、メールに興味をもち始めている、という声が上がっている。
2月19日に行われた『学校保健委員会』でも、子どもたちの健康的な生活づくりに向けた話し合いの中で、メディアに関わる内容がとり上げられた。メディア以外への興味を広げるはたらきかけをしているある家庭では、学校で友達同士のゲームの話に入れず、「ゲームがほしい。」と言うようになった。(低学年)という声や、中学生の姉がラインをしており、一度に数百件ものメールが届いたという報告があった。
これらの内容から、これからは人権をないがしろにした誹謗や中傷によるネットいじめだけでなく、それらの繋がりをもたないことによるいじめ、疎外感をなくすために、これからも学校、家庭、地域と連携をとり、ネット社会で子どもたちを守るための手立てを引き続き考えていきたい。