【西尾市立荻原小】 郷土の文豪尾崎士郎さんの志を受け継ごう!
- 公開日
- 2015/06/04
- 更新日
- 2015/06/04
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校の校舎前には、郷土の文豪である尾崎士郎さんが残した生前の遺書の一節「しかし そこでくじけるな くじけたら 最後だ 堂々とゆけ」の石文が安置されている。この遺書は、尾崎士郎さんが息子に残したものであるが、その後、広く世間に知られることとなり、その志は郷土の人々に愛され、受け継がれている。
本校では、未来を担う子どもたちがその志を受け継ぎ、困難にも立ち向かう強い心を培うため、登校時に石文の前で斉唱することを日課としている。通学班の班長の「しかし」のことばに続いて、班員全員で「そこでくじけるな くじけたら 最後だ 堂々とゆけ」と斉唱する声が、毎朝校庭に響いている。児童からは、「大きな声を出すと気持ちいいよ。」「みんなで一緒に言うから、大きな声が出せる。」ということばが聞かれた。また、保護者から「うちの子は、声が小さいと思っていたけれど、大きな声で言えたことをとても喜んでいた。」ということばが聞かれた。
体育の授業では、上手くできなくてくじけそうになる子に向けて、他の子から「しかしそこでくじけるな・・・・」と励ましのエールが送られた場面があった。それを聞き、尾崎士郎さんの志が確実に受け継がれていることを実感した。
このことばが、子どもたちの生涯に渡って心の糧となることを願って、これからもこの活動を続けていきたい。