【春日井市立大手小】地域の伝統行事を学ぶ
- 公開日
- 2015/07/21
- 更新日
- 2015/07/21
ちょっといい話
本校では今年度、愛知県の伝統文化出張講座として「伊多波刀神社奉納流鏑馬」保存会の方々を招いて、6年生を対象に伊多波刀神社の流鏑馬の歴史や保存会の活動について教えていただいています。伊多波刀神社は学校の近くにあり、保存会には本校の卒業生や保護者が参加されています。しかし、校区が隣になるので伊多波刀神社について知っている児童は少なく、流鏑馬が行なわれていることはほとんど知りませんでした。
6月に2回の講座が行なわれました。児童たちは実際に鎧兜の衣装を身にまとった姿を見て感動したり、流鏑馬の装束を着た保存会の方が矢を射るごとに「ほお」と歓声をあげたりしていました。またグル−プごとに、「立射」をするまでの所作や弓の扱い方などを指導していただいて、全員の前で実演もしました。保存会の方々が熱心に指導してくださり、児童たちも時には真剣に、時には笑顔で参加することができました。
児童たちは、自分たちが住んでいる地域に、こんなにも歴史があるすばらしい行事があることに驚いていました。そしてこの伝統ある行事を守っていくことの大切さも学びました。地域のことを見直し、自分たちができるとはしていこうという気持ちが育まれています。中には夏休み中に流鏑馬の練習に参加する児童も何人か出てきました。この子たちが将来、この伝統行事の担い手になってくれたらと期待しています。10月に3回目の講座があります。みんなそれを楽しみにしています。