【東海市立加木屋南小】e−ネットキャラバンの実践
- 公開日
- 2015/07/24
- 更新日
- 2015/07/24
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校では,毎年保護者学級がある日に,「e-ネットキャラバン」を開催している。本年度も,知多メディアスネットワーク(株)より講師を招き,講話をしていただいた。対象は,6年児童全員だけではなく,その保護者にも参加していただいた。
6年生とその保護者を対象に開く理由として,6年生の多くが,ゲーム機器に附属している通信機器を利用している傾向があり,また,卒業間近になると,スマートフォンを所持する率が高まる傾向にあるからである。これからスマートフォンを利用するにあたり,未然にその利用法や正しい使い方を伝える必要があると考え,毎年6月という早い段階で開催することにしている。
内容は,
(1)友達どうしでのコミュニケーションツールでおこるトラブルと,正しい利用についてのこと。
(2)アプリとして利用するゲームの課金について。
(3)約束や制限をせずに使うと,「スマホ依存症」となり,生活のリズムが崩れる可能性があるということ。
(4)顔が明確に判別できる写真を無断で掲載することで起こるトラブルがあること。
などであった。その中で,特に講師の方が強調されたことは,世界中につながっていて,だれにでも見られる可能性があることと,発信元は必ず分かるということであった。
誤った使い方は,これまで構築した人間関係が一瞬で壊れたり,生活のリズムが狂うことで進路にも影響したりするので,自分の人生を狂わせることになる。
毎年,時代に応じて新しい情報を伝えていただけることから,児童だけでなく保護者も強い関心をもって聞いていた。講話後,保護者からは,「親の知らないうちに子ともたちがどんどん先に進んでいて,気を付けないととても大変なことになるということがとてもよく分かった」などの感想があった。