【豊田市立花山小】「個人情報の大切さ」
- 公開日
- 2015/08/12
- 更新日
- 2015/08/12
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校の児童は、個人の携帯電話やスマホを持っている子は少ない。しかし、パソコンを使ってメールやゲームをしている子は、学年が上がるとともに増えてきている。現在、保護者や子どもからは、メール等の問題について聞いていない。しかし、パソコンなどを使う上で個人情報について、その危険性を十分に教えておく必要があると考えている。
6年生を対象にして、「個人情報」について情報モラルの学習を行った。まず、個人情報という言葉について聞いてみると、聞いたことはあるけれど、うまく説明ができないという子が多かった。日頃からよく耳にしていることばであると思っていたが、意外に知らなかった。
授業では、「署名用紙」の資料を提示することで、どのようなことで使われるものかということを理解するとともに、署名欄には、「氏名」や「住所」や「電話番号」といった情報が書き込まれるものがあることを知った。そこで、氏名などのことを「個人情報」ということを学習した。
次に、個人情報を使ってどんなことが行われる危険があるか、班ごとに考えた。すると、それぞれのグループからいろいろなケースが出てきた。最初に、ニュースでよく聞く「オレオレ詐欺」が出てきた。犯罪の手口は、息子の名前をつかって子どもを装った犯人が、親を信用させてお金をだまし取る犯罪だということ。そのほかにも、いらないものを送りつけて買わせる犯罪や迷惑な電話や郵便物がかけられたり届けられたりすることが子どもたちから出てきた。
本時のまとめとして、「個人情報」は簡単に相手に教えることはしないようにすることが大切ということが分かった。また、だれなら教えてもいいか、どこまでなら教えてもいいかということの判断がつけにくいということも出された。そこで、自分で判断できないものを含めて、個人情報は教えないようにするとした。