モラルBOX日記

【一宮市立大和南中】心と体の成長のために

公開日
2015/12/11
更新日
2015/12/11

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

本校では毎学期に一度,給食委員会によって,一週間の期間で学級ごとの残食量調査を行っています。目的はもちろん,中学生の体の発育に必要となるバランスの取れた給食を,一人一人が好き嫌いを乗り越えて残さずに食べることで,健康な体づくりに取り組む場とすること。そして,豊かで食べ物に困ることが考えにくい生活の中にいるからこそ,改めて食べられることへの感謝の気持ちを持ち,食べ物を粗末にしない心を育むことにあります。ですから,どのクラスでも担任は,ただ食欲旺盛な生徒に任せて,食べきることをめざすのではなく,できる限りの範囲で一人一人がしっかりと自分の分を食べることをめざしています。給食委員会でも,牛乳は一口でも飲んでいれば,0.5本で計算するなどの基準とし,少しのがんばりを認めていこうという姿勢を大切にしています。実際に,食が細い生徒や,苦手な食材がある生徒も,残食量調査中やその前後では,頑張って食べられる量を盛り付けてもらう姿が普段以上に見られます。また,残食量調査がただの競争にならないように,調査期間中は,給食委員会の生徒が,その日の献立に使われているさまざまな食材について,栄養成分や健康への効果,産地に関する情報,おすすめの料理法など,自分たちで調べた情報を紹介するなどの工夫もあり,本校にとって大切な食育の場となっています。