モラルBOX日記

【あま市立伊福小】福祉実践教室で福祉の心を!

公開日
2016/12/06
更新日
2016/12/06

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、障がいをもつ方と身近に接したり、話を聞いたり、福祉体験をしたりすることで、福祉への関心を高め、福祉の心を育てることをねらいとして、毎年、5年生を対象に「福祉実践教室」を実施しています。
 前半は、自転車で走行中にトラックにはねられるという事故に遭い、背骨が折れて歩けなくなり、車椅子で生活をしてみえる方の話を聞きました。後半は、車椅子体験、高齢者疑似体験、手話体験の3つのコースに分かれて、体験活動を行いました。
<児童の感想>
○ ぼくは、手話体験をしました。なぜ手話体験にしたかというと、手話って何だろうと思ったからです。お母さんに、「手話に決まったよ」と話したら、お母さんも手話を知っていました。「何で知っているの」と聞いたら、保育士のお母さんは、「耳の不自由な子がいたときに、保育園で話ができるように、手話を勉強したんだよ」と教えてくれました。すごいなあと思いました。今日の体験で、「こんにちは」「さようなら」「ありがとう」「バナナ」「りんご」「うし」「みかん」などを教えてもらいました。やってみたら、覚えやすくて、すぐに覚えることができました。もっといろいろ手話を覚えてみたいと思いました。もし、これから、耳の不自由な方に出会ったら、今日教えてもらった手話で話をしてみたいなあと思いました。(男子児童)
○ 手話を教えてくれた二人の先生の中の一人は、3才の頃に高熱で耳が聞こえなくなってしまったそうです。やがて、小学生になり、お母さんと一緒に口話や手話などを勉強したそうです。そんな小さい頃から勉強をして、口話や手話を身に付けるなんて、本当にすごいと思いました。私だったら、あきらめていたかも知れません。(女子児童)
○福祉実践教室を終えて、たくさんのことがわかりました。障がいをもっている方の力になるには、今回のような体験を通して、障がい者の方たちについて知ることが第一歩なんだなと実感しました。今回のような体験や交流会に積極的に参加し、もっともっと役に立つ知識を身に付けたいと思います。そして、障がいのあるなしに関係なく、みんなが笑って暮らせるような温かい社会になっていくように、私も努力していきたいと思っています。(女子児童)

 福祉実践教室を通じて、子どもたちは、障がいを理解し、思いやりや助け合うことの大切さを学んだようです。これからも「福祉実践教室」を通じて福祉の心を育てたいと考えています。