モラルBOX日記

【西尾市立佐久島小】 「ゲーム依存」って何だろう

公開日
2016/12/15
更新日
2016/12/15

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 中学卒業まで島内で暮らす「島っ子」と、島外から通う「しおかぜさん」がほぼ同数の本校では、「普段ほとんどゲームをしない」(3名)、「1人でゲームをする」(13名)、「オンラインゲームをする」(0名)であった。「1人でゲームをする」13名の中には、同じ部屋の中で、通信できるゲームをする児童が、9名存在した。島っ子・しおかぜに関係なく、また学年に関係なく、ゲームに興味をもって遊んでいる児童が少しずつ広がっていくのではないかと感じる。そこで今回、情報モラルの課題の一つ「ゲーム依存」について、全学級で考える時間をもった。
 授業では、始めは時間などのルールを決めてゲームをしていたのに、だんだんルールが守れずにのめり込んでいく主人公の姿を記録したビデオを視聴した。そして、ゲーム依存になった原因やゲーム依存になるとどうなるかを考え、話し合った。最後に、ゲーム依存にならないためにはどうしたらいいかを発表した。
 「ゲームより釣りの方が楽しいからゲームはあまりやらない」という島の自然の中に楽しみを見つけられる児童から、「お母さんに怒られるからルールは守ってゲームをする」という家庭の教育力が確立し、きちんと守られている児童、「もしやめられなくなったらゲームを捨てる」という児童まで様々であった。
 今回はゲームで長時間遊ぶことがどんなことにつながるのか、ゲーム依存の怖さなどを知るよい機会となった。今後も、児童の実態に合わせてネット依存に関する授業や保護者向けの研修等も実施していきたい。