モラルBOX日記

【豊橋市立羽根井小】「携帯電話を持たせない」この意見にあなたはどう答えますか?

公開日
2017/01/23
更新日
2017/01/23

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 今日、携帯電話の普及は子どもたちの生活に大きな影響を与えている。多くの子が便利な道具として使用しているが、高学年になると友達との間でトラブルの原因ともなってきている。
 そこで、携帯電話安全教室を行い、具体的な事例をもとに危険性やルールについて学んだ。しかし、実際に問題が発生するまでは、他人(たにん)事として考えることが多いため、自分自身のこととして考えるための授業を設定した。
 多くのトラブルから、「小中学生には携帯電話を持たせないようにしよう」という声が上がっている。それらを紹介し、「あなたはどのように答えますか?」というテーマで道徳の授業を行った。
 子どもたちは、賛成、反対、迷うという立場から意見を述べていった。賛成の子からは、「いじめなどのトラブルが起こるから」「ルールを守れないし、自分で責任をとれない」などの理由があがった。反対の子からは、「便利なので、ないと困る」「ルールをきちんと決めればいい」「親の管理下で使えばいい」などの理由があがった。
 互いの意見を聞く中で、今は賛成の子も、今後使うことを考えて、上手に使うためにはきちんと良い点と悪い点を理解すること、家庭でルールなどをしっかりと話し合うことが大切だということが学習できた。
 この授業を通して携帯電話の問題点を認識し、賢い使い方を考えるとともに、自らの生活を見直すよい機会となった。