モラルBOX日記

【稲沢市立丸甲小学校】 豊かな心を育む活動

公開日
2017/09/14
更新日
2017/09/14

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、年間を通して児童会を中心に「あいさつ運動」、春と秋には美化委員会を中心に「クリーン作戦」を行っています。
 「あいさつ運動」は、例年行ってきましたが、本校の児童は、どちらかというと恥ずかしがりやで、自分から進んであいさつしようとする姿があまり見られないというのが課題でした。そこで、児童会役員がアイディアを出し合い、「あいさつポイントカード」を作り、全校児童に配付することにしました。それは、児童会役員があいさつするよりも先にあいさつをすると1ポイントで、ポイントがたまるとカードにシールを貼ってもらえるというものでした。この工夫をきっかけに、それまであまり自分から進んであいさつをしようとしなかった本校の児童も、児童会の役員より先にあいさつをしようという姿が見られるようになってきました。1学期も終わりの頃、学校の施設の点検で来校した業者の方が「丸甲小学校の子は、みんな自分から『こんにちは』とあいさつしてくれるので、気持ちがいいですね」とほめてくださったことがあります。自分からあいさつしようする児童が増えていることを実感する出来事でした。
 「クリーン作戦」は、登校のときに、通学団ごとに通学路沿いに落ちているごみを回収してくるという活動です。児童は、空き缶、ペットボトル、たばこの吸い殻、菓子の袋、コンビニ弁当の空容器などごみ袋いっぱいになるごみを見て、地域がごみで汚れているのを憂えています。「もっとクリーン作戦の日数を増やしたい」「ごみを道路や用水路、田んぼに投げ入れないような工夫が必要だ」という意見が児童会に寄せられました。自分たちの住んでいるところをきれいにしたいという児童の意識の高まりが伝わってきました。
 あいさつの大切さ、地域の環境への意識の高まりを今後の児童会活動や総合的な学習の時間の活動に生かし、児童の豊かな心を育んでいきたいと考えています