【豊橋市立二川中学校】 出前講座「いのちの教室」
- 公開日
- 2018/03/06
- 更新日
- 2018/03/06
ちょっといい話
生徒の周りにはマンガや雑誌、インターネットなどからの興味本位の性情報が氾濫している。また、アダルトサイトや出会い系サイトなどに比較的簡単にアクセスできたり、無料通信アプリなどSNSの間違った使用から性に関する様々な事件に巻き込まれたりする危険性がどこにでもある。
生徒たちの性に関する被害を未然に防ぐためにも、正しい知識をもたせることで、自他を大切にした意志決定や行動選択ができるようにするために、本校2年生を対象に、保健所子ども保健課の保健師さんに、いのちの大切さについての講義を行っていただいた。
事前に「はばたく中学生」を読み、思春期の身体の変化や男女の特性について学んだ。当日はまず、二次性徴と男女の差異について確認し、次にスライドを見ながら、思春期に広がる危険な性行動から起こる心身への負担を考えた。さらに、男女交際の在り方とお互いを大切に思う気持ちをロールプレイをすることで、より身近な話題として考えることができた。
今は「男らしさ」「女らしさ」といった男女のイメージにこだわるのではなく、それぞれの特性や関心を生かし、仕事や役割を担うことが求められている。それぞれが個性をもった人であると考え、得意分野を生かしてお互いに協力できることをさがしていかなくてはならない。異性や友人、家族など自分以外の人のことを考えながらも「自分らしさ」を見つけるために、一人で悩まずに相談できる相手を見つけ、理解し合える関係を築いていく必要がある。