【豊明市立豊明中学校】関わり合って伸びる
- 公開日
- 2019/02/28
- 更新日
- 2019/02/28
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校は、本年度、「関わり合って伸びる」をテーマに、授業や学校行事に取り組んでいます。授業中は少なくとも1時間に1回、グループの話合い活動を取り入れて、学び合う機会を設けています。また、異学年との関わり合いにも力を入れています。本校は、3学年が関わる大きな学校行事として、体育大会(9月)と合唱会(10月)、交響曲第九を全校で合唱する第九全校合唱発表会(11月)があります。
2学期が始まると、体育大会に向けて、3年生が考えた応援演技を縦割り5ブロックに分かれて練習し始めました。5、6人の小グループに分かれて練習を進める中で、3年生が細かい動きやかけ声などを教えました。練習を始めて間もないころは、下級生が恥ずかしそうに演技し、大きな声を出すことができずに、3年生を困惑させている様子がよく見られました。しかし、どのブロックも話合いをしたり、応援団長の思いを聞いたりする中で少しずつまとまり始めました。およそ3週間の練習期間を経て、最高潮となった団結力を本番の演技で披露しました。
思いを一つにして取り組んだ経験は、時がたっても色あせることがありません。クラス対抗の合唱会では、色ブロックごとに、学年の枠を超えて合唱を聴き合い、アドバイスを送りました。優劣がつけられることがない第九全校合唱発表会では、合唱会の時期よりも更に交流の輪が広がり、200人近くの生徒が自発的に昼休憩に中庭に集まって練習をしました。
卒業を前に、3年生の応援団長に中学校の思い出を尋ねると、「応援合戦はもちろんよい思い出だけど、体育大会以降、廊下ですれ違う下級生が気軽に声をかけてくれることがうれしいです」と語ってくれました。