【豊橋市立前芝中学校】人権について考えよう
- 公開日
- 2019/02/28
- 更新日
- 2019/02/28
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、「人権週間」中の12月3日(月)に、「全校一斉道徳」を行いました。豊川市立牛久保小学校長を招いて、「ひととひと『かかわること』〜詩人 塔和子さんの生涯から〜」という演題で、講演をしていただきました。ハンセン病を患った塔和子さんの生涯にふれながら、ハンセン病患者と人権について具体的に語る講話に、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。
塔和子さんが入所していた療養所に、直接足を踏み入れた講師は、そこで見た景色、そこで知りえた事実を、そのまま伝えてくださいました。目の不自由な人が位置を知ることができるように、いたるところにスピーカーが設置されていること、ハンセン病で亡くなった方の解剖が行われた、石でできた解剖台のモニュメントなどがスクリーンに映し出されると、生徒たちは固唾をのんでスライドを見ていました。
生徒たちの感想には、「ハンセン病は他の病気の人よりも、ひどく差別されていたことがわかった」「ハンセン病の悲しさと患者さんの生きる権利について、後世に伝えていくべきだと思った」などがありました。人権は誰にでもあり、それを一人一人がかけがえのないものとして大切にしていく必要性を、講話を通して感じることができました。
今後も、道徳の授業を大切にし、「心を育てる道徳教育」を目ざして実践に取り組んでいきたいと思います。