【西尾市立福地中学校】道徳科の授業実践から学び合う教師
- 公開日
- 2019/08/07
- 更新日
- 2019/08/07
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
今年度始めに、「小規模校の強みを生かして、先生同士で授業の話をどんどんできる雰囲気にしたい」という提案がありました。それにより、道徳科においても、教師同士で話し合う姿が増えました。
中学2年の教材、「段ボールベッドへの思い」の実践では、授業者は、生徒が被災者のために、無償で設計図を公開したおじさんの心情に深く迫れるように、導入で段ボールを使った新商品の考案を促す発問を行いました。授業後の協議会では、生徒の姿のよさや時間がかかりすぎたこと、教材との結び付きの弱さについて活発な意見交換ができました。授業者が、迷いを感じていた意図的指名については、「生徒が語り切れたことがとても自信になっていた。価値も他の生徒に広まった」という発言もあり、その成果を確認できました。
中学1年の教材、「銀色のシャープペンシル」の実践では、思うように生徒の発言が深まらず、どうしたらよかったかを模索していた授業者に、同じ教材に取り組んだ授業者が、自身の実践を紹介する中で助言をしました。「オリオン座にまで目を向けた発言が出るなんて…」と驚いたり、中心発問で時間をたっぷり取り、補助発問で深めるという工夫を学び取ったりしていました。
互いの授業実践に関心をもち、短時間でも交流し合うことが、校内の道徳科の授業実践を、更に活気のあるものにできます。今後も続けたいです。